リボングマの観劇日記

宝塚を中心に、ステージを愛するリボングマが日々の記録を綴ります♪♪

ウエクミさんの新作に、蘭乃はなさん芋洗坂係長が出演

こんばんは、リボングマです。


今日は、元宝塚歌劇団の名演出家として知られ、最近、その発言が波紋をよんだ(!?)上田久美子さんの新作オペラについて、思ったことを少しだけ綴ります。



まずキャストで新鮮だったのは、「芋洗坂係長」と元花組トップ娘役の「蘭乃はな」さんが出演されること!


今回のオペラは、一つの役を歌手とダンサーの「1役2役」に演じさせると言う試みがあり、お二人はダンサーとして出演されます。


つまり、舞台でオペラ歌手が歌っているとき、その役の心情をダンサーが踊りで表現するという手法をとるんですね。


こんな新鮮な手法をオペラ初演出でトライするところが、上田久美子さんだな~、と思いました。実際、この二人が出ることで、普通とは違う、エンタメ色が漂ってくるのは確かです。


上田さんは、"このスピードがものを言う現代に、オペラ歌手がゆっくりと歌っているのをずっと見るのは,オペラ初心者にとってはハードルが高すぎ。他にも情報がないと厳しい"みたいな考えから、この「実験」にとりくまれたそうです。(以下、インタビュー)


宝塚時代も自身の作品をいつも俯瞰で眺めてマーケティングしていた事を思い出しました。



ところで、今回の演目の一つ「道化師」のアリア「衣装をつけろ」って、よく映画の中で使われる曲なんですよ。


この曲が登場する映画の中でも一番良かったのは,ケビン・コスナーが大人気になった「アンタッチャブル」ですね。(古いです)


劇場で道化がこの曲を歌っているとき、主人公の刑事の父親的存在であるショーン・コネリーが殺害されてしまうんですよね。思い出しても,ドラマティックなシーンでした。

下の予告編の最後にもでてきます!



『アンタッチャブル』日本版劇場予告編


さて、果たして来年の1月にどんなオペラが誕生するのか正直予想もつかないですけど,(この言葉、宙組のこってぃの舞台にも使いました笑)、なんだか興味がわいてきました♪