星組「ベアタ・ベアトリクス」ライブ配信感想☆
昨日、ライブ配信で星組「ベアタ・ベアトリクス」を視聴したので、思ったことを綴りたいと思います。
その前に、この状況下でこの公演が無事に完走できたことにホッとしました。
カーテンコールの極美さんの感極まったご挨拶には、もらい泣きしそうになりましたね。ライブ配信で、見ることができて本当によかったです♪
まず物語ですが、1848年にヨーロッパの若き画家たちで結成された「ラファエル前派」兄弟団(ブラザーフッド)というアーティスト集団を描いたドラマでした。
上の写真の「オフィーリア」を描いたミレーとか、この舞台の主人公のロセッティとか、絵は見たことがあるけれど、書いた画家たちについてはよく知らなくて。そこに目をつけて題材にした演出家の熊倉飛鳥先生は、センスがいいな~と思いましたね。
そして、とにかくこの舞台は、ロセッティを演じた極美さんのスターオーラがすごかったです。
もう、キラッキラ☆彡
どうしようもないクズ男だけれど、実は繊細で人間味があるロセッティを、甘いルックスと超絶スタイルで魅力的に演じていました。
またロセッティの妻で、オフィーリアのモデルだった小桜ほのかさんも、可憐で歌が上手かった~。
そして、天才画家ミレイを演じたかのんくん。
終盤の涙を流しての熱演に感動!熱くて実力も芝居心もある、素敵な男役さんですね。
「少年ぽさ」が魅力的だと思うので、ラスキンの妻とのラブシーンも初々しくて良かったです。ロセッティの友人ハント役のさりおさんも大活躍で、舞台を引き締めていました。
あと気になったのは、ロセッティの部下役だった大希楓さん!
結婚してからの雰囲気がいかにも宝塚スターらしくて、これからどんどん注目されていきそうな雰囲気でした。
一方、気になった点は、オープニングのダンスシーンが長すぎたことと、二幕目にあまりドラマがなかったことです。でも、「オフィーリア」の絵が出来上がる経緯を、演劇ならではの手法で表すシーンは素敵でした・・・♡こういう表現を、後半の「ベアタ・ベアトリクス」(上)誕生シーンあたりでも期待してしまったのかもしれません。
とはいえ、ストーリーはすごく興味深かったし、ライブ配信ではありますが、極美さんの新世代スターとして魅力を満喫できました。
フレッシュで熱い星組のパワーを見ながら、次の星組「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」が余計楽しみになりました♪♪