リボングマの観劇日記

宝塚を中心に、ステージを愛するリボングマが日々の記録を綴ります♪♪

ヅカ版「HiGH&LOW」全体感想とロミジュリ

昨日に続いて、「ヅカロー」の話です。
今日はちょっとこれまで書けなかった全体の感想を、思いついたことから綴りたいと思います。


まず今回の宙組「ハイロー」ですが、個人的にはすでに「大成功」だと思います。


まず、これだけ世間で話題を集めて、チケットがとれない点で大成功。


また実際に観劇したら、喧嘩シーンやヤンキー言葉がヅカっぽくないとはいえ、「ハイロー」の世界が宝塚に見事に融合した面白いエンタメで、なによりも今の宙組の充実したスターたちを生かした演目だと感じました。
(以下、内容にふれます)



物語の内容としては、先日も書きましたが、基本的にコブラとカナの「君の膵臓が食べたい」的なラブストーリーで、そこにヤンキーたちの抗争がからむ作りです。


ヅカ版なので、本家よりはだいぶコメディタッチで、冒頭はあの「ロミオとジュリエット」そのものでしたね。


ききちゃん率いる「ホワイト・ラスカルズ」の屋敷で開催されている仮面舞踏会に、仲間に誘われて真風さん演じるコブラがしのびこむという・・・(笑)。


敵の館で、コブラはカナと運命の出会いをします。


見ていて最初は「ここまで同じにするんだ!」と驚きましたが、そんなマンガみたいなわかりやすさこそ、この舞台のいいところだと思いました。(笑)
とにかく、次から次へと個性の違う不良グループが登場するので、ストーリーが込み入っていると混乱してしまいますので・・。


あと、「ハイロー」が1本ものではなくて、2本立て、というのも良いな~と感じましたね


喧嘩とヤンキー言葉が炸裂する野心作の「ハイロー」と、イタリアをめぐる優雅な王道ショー「カプリチョーザ!!」、という組み合わせはバランスがとれていて、宝塚を初めて見る人を含め、いろんな魅力を満喫できると思ったからです。


そういえば「カプリチョーザ」って、これまでピザの種類の一つだと思っていて。「気まぐれな」という意味だったんですね!勉強になりました♪



Kachha Baniyan Gang: The Real Story Behind Delhi Crime Season 2 | Netflix India


ところで劇場でパンフレットを読んで、演出家の野口先生の文章に一人ニヤけてしまいました。「ハイロー」の前日譚を宝塚でやる、と決定したときの話で、


「作品の大ファンである私はコブラの知られざる過去を知ることができるのかと興奮したのですが、それもつかの間、よく考えたら作者は自分なのだと気づき、プレッシャーが押し寄せました」と(笑)。


またこのパンフレットで、本当に遅らばせながら、「HiGH&LOW」というタイトルがEXILEの「HI」「RO」さんからつけられたと知ってよかったです。


・・・衝撃の演目発表から興奮のポスター画像、まかじゅん萌えした実際の舞台まで、これまでいろいろありすぎて楽しめた「ハイロー」。


東京公演は、さらにパワーアップする気配を感じるので、幕が開き続けることを祈ります♪