「トップガン」と「冬霞の巴里」の最後のセリフ
今日はトム・クルーズ主演の映画「トップガン マーヴェリック」を見てきました。
トム・クルーズ、59歳。
あいかわらずパワー全開でした!
話自体は、かつて海軍の伝説のパイロットだったマーヴェリック(トム・クルーズ)が、数十年ぶりに教官として復帰し、生徒たちと新たなスカイアクションに挑むストーリー。
彼が教える生徒の中に、かつて親友の息子ルース(「セッション」のマイルズ・テラー)がいて、最初はぎくしゃくしていた二人が訓練を通し、いかに信頼関係を結べるかというのが物語の軸だったと思います。
映画全体としてよくできたエンタメになっていて、時間がたつのもあっという間!前作の回想シーンに懐かしのメグ・ライアンが一瞬出てきたのも楽しかった。ただ、
美魔女との恋愛要素はもっと短くてよかったかな・・・
とはいえ、ルースがマーヴェリックに言う最後のセリフが心に響いたんです。
リボングマ的にはこの映画全体の印象を、少なくとも1,5倍は格上げした気がします。(正確には最後ではなく、2人の関係においての最後のセリフです。上映が始まったばかりなので省きます★)
そしてラストのセリフといえば、大阪で見た花組の「冬霞の巴里」。
「龍の宮」指田先生の待望の第2弾。姉と弟の近親相関的な関係性にコクトーの「恐るべき子供たち」を感じながら見ていたのですが、この作品も主人公オクターヴが姉のアンブルにいう最後の言葉が印象的でした。
「姉と弟、姉さんはそれでいの?・・」に続く、「罪」についてのセリフです。
梅田の劇場で初めて聞いた時は、電流に打たれた気分になりましたね( ゚Д゚)★★
指田先生の本領発揮というか、これを彼に言わせるためのそれまでのお芝居の積み重ねだったと感じ入りました。余白を残しつつも、主人公の切ない想いのすべてが込められていて。オクターブ役の永久輝 さんのポスターから飛び出したような美貌や繊細な演技も素晴らしかったーー。(続くフィナーレの男役同士のタンゴは「陶酔」の一言)
映画でも舞台でも当たり前のことだけど、やっぱり脚本は大事と感じたエピソードでした☆♡☆彡♡