まかじゅん最高!宙組「High&LOW」観劇感想①
宝塚大劇場で、先月、宙組公演『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』を観劇してきましたので、今更ですが、感想を綴りたいと思います。
観劇したのは初日があけて、3日目ぐらい。まず驚いたのは会場に若い男子学生が多かったこと。こんなに男性率が高い宝塚劇場を初めて体験しました。やはり演目が「ハイロー」だったからでしょうか?1階席の1番後ろの席でしたが、立ち見もでる大盛況です。
開演前は、会場からお客さんたちが内心ドキドキしている感じがビンビン伝わってきました。この演目への期待と緊張ですね。
ちなみにリボングマは「ハイロー」については映画版第一弾をさらっと見ただけです。
なので、それほど物語を良く知っているわけではありません。
でも実際に観劇してみてこの「ヅカロー」、最高に面白いエンタメでした!!
終わった後、50代ぐらいのマダムたちが「最初は演目的にどうかと思ったけど、テンポも良くて、凄く楽しかった~♪」と。
ショー含めて、真風さん率いる今の宙組のパワーは最高潮に達している気がしましたね。
では、個人的なみどころポイントを、本日からつらつらと書いていきたいと思います。
(内容にかなり触れます)
1●まかじゅんのラブストーリーにキュン!
ヤンキーたちの抗争劇で知られる「ハイロー」ですが、宝塚版で軸となるのは、まかじゅんの胸キュン!ラブストーリーです。
二人を中心にして、不良たちがワイルドにオラオラしている感じに見えましたね。そこが宝塚っぽくて、「ハイロー」初心者でも安心して見られる作品になっています。
その真風さん演じるコブラは、「山王連合会」という不良グループのリーダー。ある日、彼は幼馴染で、病気で余命わずかのカナと出会い、彼女が生前やりたい夢をひとつひとつ全部叶えようとします。
昔の映画ですけど「死ぬまでにしたい10のこと」を思い出しました。(古い)
この軸がすごくわかりやすので、ハイロー初心者でも、何組もある、ほかのヤンキー集団の話を余裕をもって見られるようにしたところが、野口先生GJ!ですね。
そして、今回の「まかじゅん」が最高なんです!
コブラを演じた真風さんは、まずヴィジュアルが完璧。
「この街を守るために、恋はしない」みたいな信念をもっているコブラが、死が迫っているのに気丈にふるまうカナにどんどん惹かれていく物語。(+抗争)
「ああ、どうしたらいいんだよ、俺!」とかいう感じで、カナのためなら敵のヤンキーだろうがなんだろうが、なりふりかまわず突き進んでいく感じが「萌え」です。(笑)
コブラがカナをバイクに乗せて街を走るシーンで本物のバイクが登場しましたが、さすが真風さん!まったく負けてなかったですね。
カナ役のじゅんさんは、気が強いけど、可愛さもあって、サバサバして思いやりもあるヒロインが本当に似合ってた!
個人的にじゅんさんのセリフを言うときの「声」が好きなのですが、カナがコブラを呼ぶとき、「きみ」というのが良かったな~♪♪
ラストの、あるびっくりシーンは、じゅんさんでなければできなかったと思います。
互いへの切ない想いが溢れるふたりのラブシーンを、ずっと見ていたいと思える、「コンビ萌え」を十分に満喫した舞台でした♪♪
~次は「がぜん注目したスター」~