リボングマの観劇日記

宝塚を中心に、ステージを愛するリボングマが日々の記録を綴ります♪♪

少し早いけど、2022年の偏愛舞台を振り返る①

こんばんは、リボングマです♪


今日は渋谷で「ブラックパンサー2」を見た後、書店で「宝塚グラフ」を購入しました。


街のムードも年末になってきましたし、今年はもうチケットもないので、早いですけど今年観劇した舞台の私的偏愛作品&名シーンをメモ。


ストレートプレイとミュージカル(宝塚含む)です。どの舞台も観劇回数1,2度程度(席は2階の後方か、1階の後ろ)のライトファンの個人的な感想ですので、ご了解ください♪


(書店で見た「宝塚グラフ」の真風さん、本屋の売り場でも爽やかだったな~)



ではまず、宝塚の今年のお芝居偏愛作品です


ただその前に名作と評判の高い月組「今夜、ロマンス劇場で」は、チケットがとれず見られなかったんですよ。それが今年の心残りですね。


ほかの作品については、今年はどの組もだいたい1回づつは見ることが出来ました!


別箱は宝塚に行く新幹線の中で中止を知った「心中」と先日の「殉情」、花組「TOP HAT」は未見です。


現在の状況もあり、観劇できたものと配信で見たものがありました。




2022年を振り返ると、ワクワクする舞台や美しい舞台、豪華な舞台などたくさんあった中で、個人的には特に二人の若手演出家さん2作品が心にささったと思いました。


指田珠子先生の花組「冬霞の巴里」と栗田優香先生の宙組「カルト・ワイン」です。


どちらも幸運にも生観劇することができ、それぞれの独自の世界観と「演劇を見た!」という満足感に浸れた作品でした。


「冬霞」はアイスキュロスの「オレステイア」がモチーフだそうですが、話の雰囲気としてはパリが舞台だし、昔のフランス映画を思い出しましたね。


とくに姉と弟の近親相姦に近い愛憎劇というところとか・・。




映画『恐るべき子供たち』4Kレストア版予告編



復讐に燃えるオクターヴ役の永久輝さんはヴィジュアルといい演技といい、魅力的でしたよね〜。その後の大劇場でのジョルジュ・サンド役も素晴らしかったです。


出演者はみんな良かったですけど、聖乃さんのワイルドな魅力も発見できました。


また「龍の宮」に続き、指田先生の詩的なセリフや歌詞が良かったな~。


そういえば指田先生は「奇譚」が好きなんだなと思いました。「龍の宮」は日本奇譚、「冬霞」はパリ奇譚。次のあーさはデンマーク奇譚っぽい気が。もちろん、楽しみです。


そして「カルト・ワイン」は、もうあの舞台から放たれるエネルギー!!


ずんちゃんはどん底から這い上がり、詐欺師になった男の葛藤を、すごく大人っぽくリアルに演じていて圧巻でした。この作品に続く「ハイロー」のスモーキーもまた良かったですよね。


2幕目のもえこさんの愛の告白シーンにもときめきました。


栗田先生のこだわりを感じるストーリーや物語のテンポもよかったし、宙組生の熱がすごくて、演劇として単純におもしろかった!
そして「冬霞」同様、この作品もフィナーレが良かったですね。


来年もまた、この2人の演出家の舞台を目撃したいな~と感じた1年でした。



~次は宝塚で好きだったシーンと勝手なBESTストレートプレイ~

雪組「BONNIE & CLYDE」の先行画像が新鮮☆

こんばんは、リボングマです♪


さきほど雪組公演「BONNE &CLYDE」の先行画像を見たので、本日、二度目の更新です。


新トップコンビのお披露目公演ですね。





storyは・・(公式より)
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Musical『BONNIE & CLYDE


1930年代、世界恐慌下のアメリカ、テキサス。窃盗罪で収監されながらも脱獄を果たしたクライドは、女優を夢見るウェイトレスのボニーと出会い、運命的な恋に落ちる。先行きの見えない日々に鬱屈した想いを抱えていた二人は街を飛び出し、やがては盗んだ車で銀行強盗を繰り返すようになって行く。自由気ままに人生を謳歌するクライドとボニーの行動は、同じく鬱屈とした時代を生きる大衆の関心を集め、中には彼らを英雄視する者まで現れる。しかしそんな二人も、次第に警察に追い詰められて行き…。
時代を駆け抜けたクライドとボニーの刹那的な生き様を、ドラマティックな音楽にのせて描き上げる傑作ミュージカル。   
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ボニー&クライド」といえば、逃避行をしながら銀行強盗を繰り返した実在の犯罪者カップルのお話だけに、暗闇で車に銃!というハードボイルドな世界観がいいですね♪


クライド役の彩風さんは艶っぽくてタフな感じだし、夢白さんも映画でボニーを演じたフェイ・ダナウェイっぽくてかっこいい。髪をブロンドにして、セクシーな大人の女の雰囲気が新鮮です♡


個人的に「ボニー&クライド」といえば、こちら。映画「俺たちに明日はない」。


(銃を片手にポーズをとるボニーが、とにかくクールでカッコいい。フェイ・ダナウェイはこの役を勝ち取るために、すごいダイエットをしたとか・・)



Bonnie And Clyde (1967) Official Trailer #1 - Warren Beatty, Faye Dunaway Movie


ポスターの公開も楽しみです!

宝塚OGのセカンドキャリアで思うこと

こんばんは、リボングマです♪


今日は、宝塚元トップ娘役で、現在は慶応大学大学院で学ばれている「美園さくら」さんのインタビューを読んだので、退団後のタカラジェンヌについて少し綴ります。


下が美園さんのインタビュー。凄く濃い内容でした。



記事を読むと、慶応の大学院生になっても、研究にボランティアに精力的ですね・・・。
好奇心のアンテナのおもむくままに、たくさんの夢が膨らんでいるようです。


そして現在すすめている研究は、アバターを使った「演技指導」のようでした。


(以下、記事から抜粋)


「演技指導というのは、かなり厳しめで濃密な時間です。ご指導くださる方々は皆さん、クリエイターでいらして、ご自身の思い描く舞台になるように「こうしてほしい」と役者に伝える訳です。ただ、言葉というものは時として暴力にもなる。伝え方次第では、剣となって役者を傷つけてしまうことも。


それが生身の人間同士ではなく、たとえば仮想空間でアバター(分身)を介して伝えられたならば、どうでしょうか。役者にとってはリアルな指導の場合より、役の幅を広げることだってできるかもしれません。まずはそんなところから、集団でのコミュニケーションについて研究を進めたいと考えています。」


アバターを使った演技指導・・・


あまり想像できませんけど、「新規性」を大事にする美園さんですから、これまでの常識を覆すような研究になりそう。


美園さん自身の辛かったり、大変だったりした人生経験を生かして、「誰かの力になりたい!」という気持ちがこの記事で伝わってきました。


(「桜嵐記」の美園さん、素敵だった~)



月組公演『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』初日舞台映像



さて、タカラジェンヌも昔と違って、退団したら結婚してお嫁さんにという時代ではないですから、セカンドキャリアをどうするかは課題なのかなと感じます。


それに今は、結婚しても仕事を続けることが普通ですしね。


宝塚のOGといえば、最近では七海ひろきさんとか、退団後も女性に戻らず、男役のイメージのままで活動される人もいますね。


来年1月に七海さんが出演する「刀剣乱舞」では、男ばかりの舞台だったこの作品で主演!「刀剣」の主要キャストが宝塚のOGって、ほんとに画期的です。




【特報PV】舞台『刀剣乱舞』2023年以降ラインナップ




ちなみに最近読んだこの本も、OGたちの人生と女性たちの絆がテーマでした!




この小説はアラフィフになったOGだけじゃなく、元男役スターのファンクラブの代表だった女性の人生も描かれていて、すごく興味深かったです。


美園さんや七海さん、あと宝塚ホテルの支配人になった憧花ゆりのさんとか、舞台で夢をくれたタカラジェンヌたちが、卒業後も多彩な役どころで輝いてくれたらと願っています♪