ミュージカル「ガイズ&ドールズ」を帝劇で見ました。

本当に豪華なキャストのミュージカルでした。井上スカイの大人の男の抱擁力と、響き渡る豊かな歌声。浦井ネイサンのチャーミングで憎めない魅力。みりおさん＆望海さんの女性役同士の初共演など、見どころが満載♪

新しい演出も新鮮で、30年代のNYの街を再現した映像で始まるおしゃれなオープニングにワクワクして。飛行機のタラップなどがくるくる回る大掛かりなセットや、群衆による迫力のダンスシーンも楽しめます。

みりおさんのサラは、美しくて上品で、赤のドレスがお似合い。恋におちると心も体も(！？）フワフワっとしてしまうところが可愛いです。ただ甘すぎるのではなく、ときどきハッとするような凛々しさも感じましたね。
歌はときどき高音部で少し不安定でしたが、地声の歌はすごく聞き心地が良くて。サラの心情を、表情ひとつでわからせる芝居はさすがだなと思います。

そして凄いと噂の、だいもんのアデレイド・・・！

登場シーンの第一声から完全な役作りでした。女の子たちを引き連れて歌とダンスを見せる姉御っぽいショーガールの一面と、恋するネイサンの前では途端に可愛くなってしまうアデレイドが魅力的で。衣装もとっかえひっかえで，ショーではストリプティーズっぽいシーンにも挑戦！

最初は「ここまで見せるんだ」と少しドキドキしたものの、筋肉質のだいもんだと変なお色気は感じず，女性が見てもカッコいいショーガールというイメージ。来年のミュージカル「DREAMGIRLS（ドリームガールズ）」がますます楽しみになりました。

コメディの部分では、カートライト将軍を演じる未沙 のえるさんの存在が大きかった！
どんな場面も絞めてくれていて、笑いもひときわ大きかったと思います。

ヅカファンとして嬉しいのは、みりおサラとだいもんアデレイドのガールズトーク(まさかお二人のこんな共演シーンを見ることができるとは。宝塚時代は予想すらしなかった）、からの「結婚したい、彼と」のデュエットですね。息の合うお二人だけに、ほっこり感がすごかったです。

以前、何かのインタビューで、お稽古中、いつもは「大丈夫だろうか？と自分に問いかけるタイプ」というみりおさんが、「望海と一緒にいる場面は意識しすぎることなく自然体で、かつ女性らしくいられる……気がしています(笑)」と話していたのを納得したシーン。これからもたくさんの舞台で、お二人の活躍を見続けたいです♪♪

あと、一緒に観劇した友人とは、ナイスリー・ナイスリー・ジョンソンを演じた田代万里生さんの話で盛り上がりましたね。伝道所でのいきなり始まるソロの歌とか、本領発揮で聞き惚れました。

帰りはスカイとサラの「はじめての恋」がずっと頭に流れていて・・・。覚えられる名曲のある舞台っていいなあ～♪と、幸せな気持ちになりました♡☆彡♡